便秘と下痢

便秘


女性の体の悩みで多いのが、便秘です。

無理な食事制限などでダイエットをしたり、生活習慣がきちんとしていないとなりやすくなります。

そして、せっかく便意があっても、我慢している事が続くと便意が起こらなくなる事もあります。
  
便秘とは、便の中の水分が70%以下で、硬い状態になった時が便秘の定義です。
 
毎日お通じがなくても、無理なく排便でき、硬さも適度であれば、便秘とは言わないそうです。
  
その反対に、1日に何度も排便があっても、硬くて、しかもつらい排便の時は、便秘だと言えます。

便秘が続くと、腸内に便が溜まり、悪玉菌が増加して、毒性のあるものや、有害物質などを作りやすくしてしまいます。
  
それらは、腸壁から吸収されて、吹き出物や、シミなどの肌荒れの原因になってしまうのです。

そして、頭痛、肩こり、お腹の張り、食欲不振にもなってしまいます。
おまけに、痔や大腸がん、乳がんにもなりやすくなると言われています。

改善策として、腸内の善玉菌を、ヨーグルトなどを食べて増やす事です。

善玉菌が増える事で、有害な物質が作られにくくなり、肌荒れも改善できるようになるのです。

そして、排便をスムーズに行うには、腸のぜん動運動を活発にすることです。

  
その為には、食物繊維を摂ることが大事です。
ほとんどの食物繊維は消化されない為、便の量を増やし、ぜん動運動を活発にする働きがあります。

また、水分を含みやすい為、便の硬さを程よく保ち、排便しやすくできるのです。

     

下痢

     
便秘とは反対に、便の水分が70~80%以上のどろどろした状態で、排便の回数が多いのが下痢です。
ほどよい硬さの時には、下痢とは言いません。

ストレスが原因でなる場合もありますが、病原菌が原因の時や、病原性大腸菌で起きる下痢の時は、早急に病院へ行く事が必要です。

でも、同じものを食べても、下痢の症状がある人と、無い人がいます。
それは、腸内の善玉菌の量が違うからです。

善玉菌が多い人は、病原菌などが侵入してくると、ビフィズス菌が作った乳酸によって活動を抑えてしまいます。
   
悪玉菌が多い人は、病原菌が増え、症状が悪化してしまうのです。
  
そして、同じ人物でも、体が不調だったりすると、善玉菌の数が増減したりします。

普段からヨーグルトを食べていれば、腸内環境が整えられ、病気にも勝つ事ができるのです。