善玉菌とのバランスを整えるには

バランス

規則正しい生活が基本

善玉菌を増やし悪玉菌を減らすためには、生活習慣全体からの改善をしていく必要があります。そのように書くと、仕事や家庭の都合などで規則正しい生活なんて絶対に無理と思う人もいるかもしれませんが、実際にはそれほど難しいことではありません。
毎日少しずつでも腸内環境によいことをするように心がけていくことで、長期的に体の調子を改善させていくことができるのです。腸内環境を整えるということは、まさに体全体の健康状態を保ち、アンチエイジング作用をもたらすものであるということを知っておいてください。

 

食生活の見直しを

善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖をおさえるために最も重要な要素となるのが「食生活の改善」です。
近年の食生活の欧米化により、毎日肉類を中心としたメニューの食事をしたり、不規則な時間に食べる人が多くなってきています。
また、防腐剤や着色料などは加工された食品にごく当たり前に含まれるようになっているので、出来合いの食品を食べるということはすなわち同時に有害な成分も摂取するということになってしまいます。防腐剤や着色料には抗菌作用があるので、それを摂取するということは腸内で正常な菌の繁殖までもおさえてしまうことにもなります。肉類に代表される高脂肪・高タンパクの食事は腸内で悪玉菌であるウェルシュ菌を大幅に増殖させ、防腐剤や着色料を摂取することで正常な善玉菌の増殖がおさえられてしまいます。
つまり、毎日の食生活をファストフードやコンビニ弁当などで済ませることはそれだけでかなり腸内環境を悪くしているということになります。
毎日毎食とまではいかなくても、少なくとも1食くらいは自炊などをして自分が今食べているものはどんなもので何が含まれているのかをきちんと確認して食べるようにしましょう。

 

適度な運動を

食生活だけでなく、毎日の運動週間も大切です。適度な運動を毎日行うことで、血液の循環が促進されるので発汗作用が起こり、体内にある老廃物を早く排出できるようになります。
また、運動をすることで体内の内臓が全体的に振動をするので、これが全体的な活性化のもととなり、腸内の働きをよくしてくれます。運動といっても毎日筋肉トレーニングやジョギングなどをする必要まではなく(するにこしたことはないですが)、少しの距離でも歩くようにしたり、エスカレーターでなく階段を使ったりするということだけでもかなり違ってきます。
万歩計などを使って毎日の目標を定めて運動をすれば、目に見えて運動量を計測することができます。