腸にガスはなぜたまるの?その改善策・解消法は!
腸にガスがたまるとは
腸にガスがたまってお腹が張るのはホント嫌なものですよね。
オナラとして出ればまだ楽になりますが、でも回数がすごい。またオナラが臭い。それもまた嫌ですよね。この腸にたまるガスってなんでしょうか?
口から飲み込まれる空と、腸内で発生するガスの二つです。
そしてこのガスは血液中に吸収されたり、げっぷやおならとして排出されていきます。通常は、この発生と排出のバランスは保たれていますが、このバランスが崩れると、お腹のガスの量が増えていわゆる「腸にガスがたまる」といった不快感になるのです。
「お腹の張り」や「ガス」で悩んでいるのは、あなただけではありません。
調査によると、特に20代~30代の女性の2割以上が、ほぼ毎日「お腹の張り」や「ガス」等による不快感を感じているこという結果が出てる程です。
男性でも、どの年代も共通して悩みを持っている人が多のです。
・トイレに行く回数が増える
・しかし、そう何度もトイレに行けないので困る
・トイレに行くのを我慢してしまい症状が重くなる
・お腹の張りが気になってイライラする
・仕事に支障が出る など
それではなぜ腸内ガスの発生と排出のバランスが崩れガスがたまるのでしょうか?
お腹にガスがたまる原因とは?
◆食べ物
ガスが出やすい食べ物・・・
芋類、ゴボウ、豆類など糖質を多く含んでいる食品は消化しにくく、これが細菌によってガスに変えられる。
肉類は胃で消化されず、消化不良のまま大腸まで運ばれそこで分解された動物性タンパク質は、インドール、スカトール、硫化水素などのガスを発生させる。
炭酸飲料は、お腹の中で炭酸ガスを大量に作り出す。
◆便秘
便秘をしていると、食べ物のカスが腸内に留まっている時間が長くなるので腐敗発酵し、悪玉菌が増えて普段よりガスの発生が増える。臭い。
◆呑気症(どんきしょう)
多量の空気を無意識に飲み込んでしまうことにより、胃に溜まる空気の量が通常の三倍くらいになっていしまい、その結果、胃の不快感や痛み、お腹が張る(上腹部膨満感)、げっぷやおならが出る、空気が移動する時におなかから音が出るなどの症状が現れる事で、「空気嚥下症」とも呼ばれます。
ストレスが原因でなることが多い。
◆腸内環境の悪化
おなかの中の「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスが悪い。
悪玉菌が増殖すると、腸内に滞留する食物などに作用して、アンモニアや硫化水素、インドール、スカトールといった臭気ガスを発生させます。
対策としては
・運動習慣をつけること
・食事療法
・ストレス解消すること
となります。
善玉菌を増やす!!
このblogでも何度もご紹介している通り、腸内には、善玉菌・悪玉菌・日和見菌 が存在してます。
・「善玉菌」とは、腸内ビフィズス菌や腸球菌など、体によいはたらきをしてくれる腸内細菌です。
・「悪玉菌」とは、大腸菌やウェルシュ菌、ブドウ球菌など、体に悪い影響を及ぼすと考えられている腸内細菌です。
・「日和見菌」とは、健康なときには善玉菌に味方し、不健康なときには悪玉菌につくといった中間型の細菌です。
「悪玉菌」が優勢だと腸内を寝床にして、体調を悪化させる有毒なガスを発生させます。これがガスの臭いが強くなったり、
ガスの発生量が増える原因となります。
「善玉菌」が優勢だと悪玉菌の活動を抑え込むのをはじめ、腸内を酸性に保って体を有害菌から守る、発がん物質を無害化する、免疫力を高める、便秘を防ぐ、ビタミンB群などをつくり出すといったはたらきをします。
腸の健康が保たれているため、ガスが出ても強い腐敗臭はしにくくなります。
つまり、ガスの臭いと量を軽減するには、腸内の善玉菌を増やして優位にし、悪玉菌が繁殖しにくい腸内環境を作ってあげればよいのです。
しかし・・・
善玉菌を摂り入れようと思っても、そのほとんどが胃酸によって死滅してしまい、善玉菌を増やすことはとても難しいことなのです。
良いとされているヨーグルトは確かに「善玉菌」を増殖しやすい働きがありますが、食べた人の腸内環境によっては効果が出ないこともあります。
それは、乳酸菌が腸にまで届く間に、胃酸などで消し去られることが多いためです。