便秘解消にビフィズス菌

ビフィズス菌などの乳酸菌を摂取する目的として、特に多くの女性が挙げるのが便秘解消です。腸内環境が悪いことによる具体的な症状といえば代表的なものが便秘で、便秘は単にお通じが来ずに腹部膨満感や腹痛などがもたらされるだけではありません。

 

もちろんこれらも辛い症状ですが、腸内に長時間便が滞留することになると、体内で暖められた水分を含む便は格好の雑菌・病原菌のすみかとなってしまい、腐敗して毒素をまき散らすこととなります。便秘が酷くなると多くの人が肌荒れも酷くなるのを感じますが、これは腐敗した便から発生した毒素が腸壁の血管を通じ、肌へともたらされたことによります。

 

またこの毒素は腸自体を直接的に攻撃し、腸の機能をよりいっそう低下させ、長期的には癌の発生リスクにもなります。このように健康・美容両面に大きなダメージを与える便秘は、悪玉菌が大元となっていることが多く、これへの対抗手段としてビフィズス菌を摂取したり腸内に住んでいるものの量を増やしてあげたりする必要があります。

 

腸内の悪玉菌は腸を攻撃し、腸が便を肛門側に送るためのぜん動運動という働きを低下させてしまいます。その結果として便が滞留してしまうのですが、ビフィズス菌は悪玉菌を退治し腸の機能を正常化するため、便秘の予防にも改善にもなります。

 

ビフィズス菌そのものを摂取し腸へ生きて届けられれば一番良いですが、ビフィズス菌は元からヒトの腸内に存在するものですので、オリゴ糖などビフィズス菌の餌となるものを摂取することでも一定の効果が見られます。