ビフィズス菌の種類

ビフィズス菌は、乳酸菌の種類の一つですが、そのビフィズス菌の中にもさまざまな種類があることがわかっています。

ビフィドバクテリウム属の総称であるビフィズス菌は、現在25種類に分類されています。動物によっても持っているビフィズス菌は異なり、人間が腸内から分離したビフィズス菌は25種類中、5種類です。

5種類のビフィズス菌はそれぞれ「ビフィドバクテリウムビフィダム」「ビフィドバクテリウムロンガム」「ビフィドバクテリウムアドレッセンティス」「ビフィドバクテリウムブレーべ」「ビフィドバクテリウムインファンティス」と名づけられています。

その中でも人間の腸内で最も主要な役割を果たすのが、ロングム種。ヨーグルトや乳酸飲料などビフィズス菌を使った製品の多くはこのロングム種を使っています。

5種類に分かれたビフィズス菌ですが、実は一つ一つの種類の中にも無数とも言える株があり、その株ごとに特徴があり、健康面に対する効果も異なってきます。

同じロングム種のビフィズス菌を使った製品でも、どの株を選んで使っているかによって効能が異なってくるのはそのためです。

O-157や癌など、対処したいウイルスなどの種類によって、より効果の高い株を使うことで、高い効果が得られるとして、現在でも研究が進められています。